こんにちは。後藤@アマテラスです＾＾

結婚詐欺の手口を暴露します

コンサルタントをしていると結婚詐欺の数の多さに驚かされます。結婚詐欺事件は、特に外国人（日本人）の女性♀が狙われるケースの報告が多いです。または、男性♂にとっては「被害＝恥ずかしい」なので公にできないケースが多いのかもしれません。

詐欺事件の詳細

A子さんは、初めてのバリ渡航で、宿泊したロスメンの前でB男と出会います。何度か食事を一緒にして、友人となった二人は、連絡先を交換しました。A子さんは日本に帰国しました。

日本で毎日のように連絡を取り合ううち、恋愛感情が生まれたという事です。数カ月が過ぎ、2度目のバリ渡航を迎えます。もちろん二人は毎日一緒に過ごします。バリ島滞在中に、B男からプロポーズを受け、受諾したそうです。A子さんは日本に帰国しました。

A子さん、3回目のバリ渡航の準備中のB男から連絡あり
「車を購入するので200万円送ってほしい」
「どうせ、すぐに車が必要になるでしょ？購入しておくよ。次はその車で空港まで迎えに行くよ」多少、躊躇しましたが、送金したそうです。

A子さん、3回目のバリ渡航を迎えます。B男は、約束通りに空港へ迎えに来ました。※B男が約束を守ったことで結果的に信用することになり被害が大きくなります。車はごく数通の車で「200万円もするのか？」との質問に「バリ島は車が高価だから」との答えでした。

この後、レストランにて、B男の「両親、兄弟」と名乗る人たちを紹介されます。会食中「結婚するのなら、土地を買って家を建てるべき」との提案を受けたそうです。A子さんは日本に帰国しました。

A子さん、日本から「土地の購入資金」として200万円を送金しました。B男「良い土地があったので、購入したよ。次回一緒に見に行こう。」完全に信用しているA子さんは、4回目のバリ渡航の準備をしました。

A子「明日、バリ島に行くから迎えに来て」
B男「はい。わかった」　結局これが最後の会話となります。

A子さん、4回目のバリ渡航を迎えます。バリ島に到着しましが、B男の迎えがありません。おかしいなと思い、電話をかけ、ラインも入れます。もちろん、返事はありませんでした。

結婚詐欺の手口

酷いですね。私の知る限りでは、典型的なやり方で、5本の指に入る被害金額です。
※最高被害金額は1000万円以上です。

【友達になる】→【恋人になる】→【①車を買う】→【②家を買う】→【③結婚式】→【失踪】このパターンが非常に多いですね。
①車を買う　②家を買う　③結婚式
今回は2回の請求でしたが、3回に分けて金銭請求する場合が多いです。

状況の確認

①預けたお金の「借用書」または「覚書書」の有無
回答：一切ありません。B男の「信用して」の一言に騙されたという事です。

②紹介された家族の連絡先、または住所
回答：ご両親の住所は教えてもらっていませんでした。

③購入した土地の住所
回答：これだけはB男から聞いていました。※後日、友人が確認に行くと、全くデタラメな住所だったそうです。

A子さんは、何が起きたか分からずパニックになっていました。B男を疑う事が出来ず、

「病気・事故で入院しているのでは？」
「両親から会う事を、止められているのでは？」
「何か、重大な犯罪に巻き込まれているのでは？」

逆にB男の身を心配までしておりました。購入したという土地の住所が、デタラメだったので、結婚詐欺であることは明白です。

今回の案件は、相談のみで、正式に弊社アマテラスに調査の依頼は来ませんでした。仮に、依頼されても本人を特定するだけでも困難で、まして事件化することは厳しい状況です。彼が本当に「バリ人」だったのかさえ、今となっては確認するすべもありません。

詐欺事件の考察

A子さんは、実質3度しかバリに渡航しておらず、ほとんど日本人の友達がいません。そのような女性を狙った結婚詐欺だと思います。相談できる人が少ないとわかると短期間のうちに金銭を請求する。それも「どれだけ出せるのか？」を試すように、数回に分けて搾取する。詐欺の常套手段であると考えられます。

A子さんは既に金銭のことは諦めたと聞いています。確かに、相手に事をあまり知らないまま、拙速に行動した感は否めません。但し、

人を騙して金品を搾取する詐欺行為は絶対に許されざる行為です。

※すべての文章は本人の許可を得て書いております。

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バリ島在住の元コンサルタントCEOの管理人が「移住・ビザ」についてのノウハウや、現地の「生活・情報」など幅広くお届けするブログです。2020年後半から1年間ほど「病に伏して」おりました＾＾4度の手術＆リハビリを経て「完全復活！」とはいきませんが、大好きなバリ島で、ぼちぼち生きていきます（笑）