【適正ビザ不所持による査察・摘発】バリ雑貨買付バイヤーの場合

バリ島仕事

こんにちは。後藤@アマテラスです^^

ビザなしの不法就労について

バリ島で最も多いビザ摘発は、日本からの買付バイヤーによるビザなしでの買付行為です。

2010年頃から摘発が頻繁に行われるようになりましたが、工場視察や、会議など建物の内部で行われる商業行為と違い、一般のお店など、目につきやすい場所での商業活動なので、非常に危険です。

一般的に摘発の発端は、日本人バイヤーと、買付エージェントとの間に、何かしらのトラブルが起きた場合、現地の警察・移民局に、買付エージェントが「ビザなしでの買付(商業活動)を密告する」ケースが多いです。

いわゆる「チクリ」ですね。

ビザなしの買付行為は重罪です

そのバイヤー=バイヤーAとしましょう。

バイヤーAは、もともとサーフィンでバリ島に訪れていましたが、日本の親族の経営する「バリ雑貨店」から依頼を受け、10年ほど前から、帰国の際に帰国荷物制限ギリギリの商品を買付て持ち帰っていました。

最初はほんの軽い気持ちだったのでしょうが、仕入れ量がみるみる増え、完全にプロのバイヤーとなってしまいました。バイヤーをすることにより、依頼主の「バリ雑貨店」から、交通費・滞在費・買付の日当まで支払われていました。

そのバイヤーAは、サーファー友達のバリ人を「買付通訳」として使っていましたが、些細な事でトラブルとなり、別の人間に「通訳」を変えてしまったそうです。その直後、いつものように雑貨を買付している現場に、数人の警察・移民局の役人が来て、事情聴取という事になったそうです。パスポートの渡航履歴をチェックされ、さかのぼっての調査となります。

 

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ビザなしの買付行為は重罪です

 

当時、バイヤーAに要求された金額は・・・
1,000,000,000Rp(約1,000万円 1円=100Rp)

度重なる渡航履歴、仕入れていたお店からの証言「10年以上前から仕入れに来ている」など非常に厳しい状況でした。1年間に平均5回渡航歴がある。その渡航を10年繰り返していると

5回×10年=50回の不法就労と判断されました。

弁護士を紹介し、結局200,000,000Rp(約200万円 1円=100Rpの場合)での「手打ち」となったそうです。結局「袖の下」での解決となったそうです。近年は、移民局外国人データが電子化され、入出国データや、ホテルからの宿泊データなど、簡単に集めることができるようになっています。

就労ビザなしでの、商業活動は禁止されています。必ず適切なビザを取得の上、渡航してください。また、商業活動する場合は、現地の信頼できる協力者、弁護士など海外で働くには最低限の準備をすることを、強くお勧めします。

※すべての文章は本人の許可を得て書いております。

 

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バリ島在住の元コンサルタントCEOの管理人が「移住・ビザ」についてのノウハウや、現地の「生活・情報」など幅広くお届けするブログです。2020年後半から1年間ほど「病に伏して」おりました^^4度の手術&リハビリを経て「完全復活!」とはいきませんが、大好きなバリ島で、ぼちぼち生きていきます(笑)
※リタイヤ生活に突入しまいた^^業務相談メールは中止させて頂いております。ご理解の程、宜しくお願いします。